教員養成大学学生の英語力の研究
小学校外国語活動を見据えた英語力
現場に出る前に英語力の向上を
県内の小学校教員のアンケートでもわかったように小学校教員の多くが多忙なスケジュールのため英検やTOEICなどの資格を受けていないことがわかりました。また多くの教員が、大学在学中に英語力の向上を期待する意見が聞かれました。愛知教育大学の学生は卒業後に教員の道に進む人が多く、今後の小学校での外国語活動を見据えた基礎的な英語力を身につけることが期待されます。
そこで、現在プロジェクトの一貫として年2回大学内で行われるTOEICの点数分析や、またEラーニングを利用した自主学習の取り組みの可能性を議論しているところです。
Eラーニングの可能性(2010年度)
多くの大学がもう既にEラーニングの導入をされていますが、英語学習においてEラーニングがどのような利点があるのか、プロジェクトで考えています。
愛知教育大学1年生の6名にEラーニングを利用して、英語学習に取り組んでもらいました。1週間の期間を設けたため、顕著な点数の伸びは期待できませんでしたが、それでも学生からは「パソコンを使った勉強は本で勉強するよりも自分に合っている。」「やり方がわかりやすく、英語が嫌いな人にも大丈夫」という意見が聞かれました。
Eラーニング(アルク社ネットアカデミー導入)での自律学習を促す試み(2011年度より)
愛知教育大学では、2011年度より自学学習用としてネットアカデミー2(スーパースタンダードコース)を導入しました。学生の英語力を向上する試みとして、授業に活用するクラスもあります。
愛知教育大学では、大学1年生に対し年2回学内でTOEICを実施しています。英語の授業以外でもEラーニングを利用して英語力向上につなげてください。