学生派遣
愛知教育大学の英語専攻・選修の学生は3年次後期に主免実習、4年次前期に副免実習を経験し、教育現場に携わります。
このような教育実習の機会で、学生達は授業者の視点や児童・生徒との関わりの大切さを強く意識できるようになります。
本プロジェクト実施前までは、この主免実習終了後から副免実習開始までの数か月の間、教育現場と大学の間に空白期間が生まれていました。
そのためせっかく実習で得られた学びが深めにくいという問題がありました。そこで一度目の教育実習を経験した学生が、
近隣の学校にて教育現場に携わるプログラムを設けました。
このプログラムは学生たちが教育現場で経験を積み、児童生徒と関わることによって、より教育実践を深め、
教師になるための資質向上に繋げていくことを目的としています。学生に担ってきた役割は下記の通りです。
*学生の役割*
中学校
授業の補助、ティーム・ティーチング授業において、T2としての役割可能であれば授業の一部を担当
(授業中の机間指導、スローラーナーへの補助、読み書きのアドバイス、TTとしてゲームのやり方などデモンストレーション等の補助)
小学校 外国語活動の補助、可能であれば授業を1コマ分担当
(担任やALT、AETと共にデモンストレーションを行う、ゲーム等の活動の補助)
このプログラムは刈谷市教育委員会、知立市教育委員会、安城市教育委員会、豊田市教育委員会と愛知教育大学との包括的協定の基で行われて
きました2010年度のプロジェクト初年度は小学校1校、中学校4校から始まり、2013年度のプロジェクト終了年度には小学校5校、中学校7校にて
教育実践を深める機会をいただいてきました。
本実践は2013年度より単位化がなされ、現在(2014年度)も『英語教育実践』という科目として、英語教員養成カリキュラムに
位置付けられております。今後も大学・教育現場の往還型の教員養成の質が向上するように努めてまいります。